布引温泉 「御牧乃湯」 |
6/15/96 取材
![]() □所在地長野県北佐久郡北御牧村大字布下35−4電話 0268−67−3467 □交通上信越自動車道の小諸インターを下り、国道18号線に出てから上田方面に向かいます。 上田に向かって左手を見ると、千曲川の対岸にかなり切り立った崖が続く場所が見えます。 ここが布引観音で有名な釈尊寺のある布岩という岩で、その少し下流にあるのが布引温泉です。国道をゆくと、湯の丸高原への入り口標識がありますから、そのすこし先を左に曲がって坂を下っていきます。 この道は、千曲川を挟んだ対岸の地形が、台地を割って流れる鹿曲川が谷となっている方向を目指しているのでわかりやすいと思います。 わからなければ、北御牧村役場への道を尋ねてください。 千曲川を渡ったらすぐ左に折れて、布引観音のほうに向かいます。 1Kmほどで道路右に「道の駅」、左に「御牧の湯」が見えてきます。 |
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□料金
□営業時間
![]() 長い廊下の先に展望風呂と露天風呂
□泉質ナトリウム塩化物温泉
□設備別棟で御牧苑という食事処と、一心庵という特産品売店があり手打ちそばも食べられますが、お風呂のほうの広間への飲食物の持ち込みは全く自由だそうです。![]() 左がお話をうかがった渡辺支配人 |
□概要昭和62年12月にできた村営施設です。 木造平屋の建物は、月日を重ねてしっとりとした雰囲気を醸し、入り口の引き戸に手を差し伸べると心地よい安らぎを予感します。・・・が、おっとびっくりこれが自動ドアなんです。
風呂は、ロビー前の「さわら」の風呂と、長い渡り廊下の先の展望風呂、薬用人参風呂、そしてその外に露天岩風呂があります。
2つの内湯は離れていますので、入る前に両方を覗いてお好みを選んで入ります。 途中で裸でトコトコともう一方のお風呂に移動するなんて無茶はできません。 休憩室は、露天風呂のある離れにカラオケのある大広間と、その前に中広間そして板の間があります。 また、ロビーのソファも利用できますし、その横にも休憩室があります。
湯温は適度で、ナトリウム塩化物温泉にしては軽いお風呂です。 取材は夕方になってしまい、ちょうど夕食時のせいかかなり空いていましたが、 土日の利用者は700人ほどにもなるということですので、午前中か夕方に利用するのがよいかもしれません。 営業時間が23時までとかなり遅くまで利用できますが、 「近隣の工場の従業員の方に残業帰りにも入浴していただけるよう配慮した結果です。」と、 いろいろお話をうかがった渡辺支配人の説明でした。 確かに300円という利用料は、通勤経路の人にとっては銭湯感覚なのでしょう。 |
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御牧乃湯の特長は地元で栽培している薬用人参を使用した薬用人参湯ですが、この北御牧村にある県農業試験場で薬用人参を研究用に栽培したことがきっかけで、地元の農家が栽培をはじめたことが始まりだそうです。最近は葉たばことかセンブリ(漢方の胃薬)の栽培が多くなってきたということです。 |